血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)

血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
梁 石日
幻冬舎

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カスタマーレビュー

凄まじい小説 (2008-04-14)

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本当に凄まじい小説でした。 多少の誇張はあるにせよ、こんな人間が実在したのかと疑いたくなる様な壮絶な生き様。徒党も組まず一匹狼を貫く姿勢は、潔ささえ感じられる。自分以外の人間は例え血を分けた子供達であっても信用せず、家族は自分が生きる為の道具として見ないその冷徹さ。 全ての欲望に忠実で、生きるということにここまで貪欲である人間を知らない。

身内にいたら嫌!・・・だけど憧れる自分がいる(苦) (2007-10-13)

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在日版「ベニスの商人」と言っても過言でない小説です。作者の実在した父親が モデルになっているだけあって、更に緊迫感が文章に漂わせています。 暴力と金しか信じないその姿勢は周囲の人々を不幸にし、結果、末期には老いと 病魔に勝てず衰退していく姿は儚さを感じます。 だけど、ヤクザ十数人とやりあったり、驚異の絶倫振り(この表現マズイか・・) 怖いものなしの金 俊平に憧れている自分がいます。 前々から梁 石日先生の物語はサイバーパンクSFに通じる、暴力性、猥雑さが 存在していると思っています。もし、梁先生... 続きを読む

読む者を圧倒する骨太の骨と、熱い血 (2007-04-24)

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こんな人が家族にいたら絶対に嫌だよね。 近所にいるだけでも嫌だ。 でも、その生き方には何故か引き付けられるものがある。 そんな主人公、金俊平の一生を書いた作品。 作者の実父がモデルとされているだけあって、 小説として誇張されている部分もあるのだろうが、 その存在感、リアリティーには圧倒される。 物語は1930年頃の大阪から始まる。 力で自分の好きなように生きる金俊平。 何故か無理やり妻にされてしまった英姫。 金俊平に振り回される親友の高信義。 金俊平の野放図な生き様と共に、貧しいながらも、... 続きを読む

暴力とカネのみを信じた男の末路 (2007-02-24)

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「人間死ぬまで生きるだけだ」 主人公の父親は、暴力とカネだけを信じて、周りの人を全員不幸のどん底へと突き落としながら生きていきます。その超人的な暴力ぶりは非現実的であるものの、著者の迫力の描写によって、非常なリアリティーを帯び、読みながら恐怖のどん底へと突き落とされていく気分になります。まるで恐怖映画を見るように、次はどんな恐ろしいシーンが待ち構えているのかと貪るように読んでしまいました。 しかし、無敵の暴力を誇る父親も年齢と病気には勝てず、自らもどん底へと落ち込んでいきます。いい気味だと言うの... 続きを読む

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