Creedence Clearwater Revival
レビュー
ポピュラーだけどヒップではない、ベーシックだけど薄っぺらくはない、しっかりと根づいているけれどもレトロではない。こんな矛盾性を抱えながら、CCRは1960年代後半から1970年代始めにかけて一躍その名を世に知らしめた。このCD6枚組のセットはCCRコレクションの決定版といえるだろう。すべてのスタジオアルバムとライヴアルバムが見事に復刻され、CD約1枚分におよぶCCR結成以前の音源も入っている。
究極のブルーカラーロックバンド、ジョン・フォガティとCCRは(北カリフォルニアからの熱烈な呼びかけがあったにもかかわらず)アメリカ南部に対する誘惑に完全に屈することで、そしてR&Bとカントリーを結び付ける険しい道を進むことで、成功を見出した。その険しい道は、彼らのヒーローたちがサンスタジオでロックに産声をあげさせた道でもあった。 CCRの作品全体をくまなく観察してみると、謎に包まれた神話の多くは消え失せ、もっと現実的でバランスのとれた見方ができるようになる。AMラジオの常連で典型的なシングルスバンドだったように見えた彼らは、実は徹頭徹尾できばえにこだわったレコード重視派のバンドでもあった。もっともそのうちの半分の曲が、LPがヒットするずっと前にラジオでさんざんかけられていた曲だったのだが。またよく言われているように、彼らは同じルーツ・ミュージックをもつベイエリアの仲間たちからまったく離れてしまったわけでもなかった。公然とサイケデリックというわけではなかったが、長時間の自由なジャムを何度も行っては、彼らとの距離を縮める機会をもつようにしていたのだ。 カスタマーレビュー
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