オルフ:カルミナ・ブラーナ
レビュー
そう、ここにあるのは、映画『エクスカリバー』のなかで、あるいはHBO(ケーブル・テレビ会社)の『ボクシング・スペシャル』のバックグラウンド・ミュージックとして、そのほか何兆億という場所で、はじめて聴いたときから耳について離れない合唱曲といったたぐいの民俗音楽である。それとは違うものといえば、明らかにこの曲からインスピレーションを得た映画『オーメン』の音楽である。ラテン語で歌う合唱をフューチャーした音楽作品はすべて同じというわけではないのだ(事実、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」はこのカルミナ・ブラーナよりも「オーメン」にずっと近い)。オルフは実際にはたくさんの曲を書いているが、ここには“一発屋”の作曲家として名を知られているのももっともだと思わせる一例がある。なぜなら音楽的にも大衆受けの点でもぐっとくる魅力がなにもないからだ。この演奏は作曲家自身がお墨付きを与えており、それだけでも推奨に値する。(David Hurwitz, Amazon.com)
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