20th Century Boy: Ultimate Coll (Dig)
レビュー
アメリカでのそれなりのヒットは「Bang a Gong」1曲だったにも関わらず、その生涯において、マーク・ボランのT.レックスは70年代でもっとも影響を与えたロック・バンドのひとつだった。この23曲収録、デジタル・リマスター仕様のアンソロジーは、バンドがティラノサウルス・レックスと名乗っていた60年代後半のルーツから、ボランとスティーヴ・ペレグリン・トゥックのアコースティックなネオ・フォークのデュオへ、そしてよりなじみのあるエレキ寄りになった70年代初期までを網羅している。
あの時期、同じUKのバンドの多くがプログレの不摂生とアルバム全体で延々と続く熟考にはまっている間、ボランはポップなシングルの形態に固執して、音楽をシンプルにしてエレメンタル・ロックのフックが効いた「Ride a White Swan」に、そしてエディ・コクランのミニマリストなカバー「Summertime Blues」を作った。グラム時代のセンスに加え、彼のセンスはポップな感覚で、その後のパンク、ニューウェイヴ、ハードロック、グラム・メタルの波を大いに予感させるものだった。確かに、「Metal Guru」と「Children of the Revolution」は今ではクラリオンの響きのように聞こえる。もし、「Gong」「Telegram Sam」「Jeepster」のようなシングルが示唆しているようにに、ボランが定型から作業を行っていたとすれば、それは間違いなく人に影響を与えることだった。そしてボランが自動車事故で不慮の死を遂げてから四半世紀後に、大胆な「20th Century Boy」が車の広告のサウンドトラックになったこと以上の皮肉があるだろうか?(Jerry McCulley, Amazon.com) カスタマーレビュー
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